全国付添人経験交流集会に参加してきました!

kadomatsu post on 3月 14th, 2014
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門松です。

平成26年3月8日から9日、全国付添人経験交流集会に参加してきました。

この集会は、少年事件の付添人活動など子どもに関わっている弁護士が年に1回一堂に会して、自分の活動などを報告するというイベントです。

大阪弁護士会の子どもの権利委員会は、毎年このイベントの前に勝手旅行と称して、せっかく行くのだからその地域をより深く知るためにその地域の子どもに関係する施設を訪問して弁苦境して、ついでに観光もしようということで、今年は、茨城県にある児童養護施設に訪問に行き、そのあと、つくば山に行きました。梅を見に偕楽園に行きましたが、この寒さのせいか三分咲きだったので少し残念でした。

実際の集会の方は、一日目は、社会的養護と少年事件のテーマで、4年ほどかかわった少年の事例について報告をさせていただきました(事例報告の時間配分を間違えて、予定時間を超過してしまったことは深~く反省しております…)。

社会的養護とは、保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことです(厚労省HPより)。

保護者が養育できない状況の少年たちは、児童養護施設や里親宅などで生活をしています。

少年事件を起こした場合は、帰るところがない場合は、少年院送致の危険が高くなり、少年院から退院できる状況になっても、帰るところがない場合は、受け入れ先を探さなくてはなりません。受け入れ先が見つからないことで、必要以上に少年院での生活を余儀なくされるということもあります。最近は、少年院からの仮退院先に自立準備ホームという制度が活用されています。そこから仕事に通ってお金を貯めるまでの間、そこのホームで生活をし、自立の支援を受けることができます。

二日目は、東京弁護士会の報告を聞きました。一日目のテーマと共通するところがあり、審判で、少年院送致になった場合で、帰るところのない少年のために、元付添人という立場で何ができるかということを考える報告でした。

元付添人という立場でも、積極的に関わってこうとすれば、少年院側と協力関係を築きながら、少しでもできることがあるということわかりました。確かに、ボランティア的な側面もありますが、新しいことを始めるには、まず活動して、意味のあるものであることを理解してもらうことが大切なのではないかなと思います。

他の単位会の報告などを受けて、たくさん刺激をもらうことができ、また明日から頑張ろう!という気持ちになりました。

来年も参加したいと思います。

 

 

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